個人的弦楽器談義@ESP/Navigatorの木材
その高い技術力と個性あふれるフルオーダーメイドシステムで高い人気を博しているESP。そしてヴィンテージサウンドの再現にこだわり続けるNavigator。
今回はその2つのメーカーについて解説していこうと思います。ESPは様々なジャンルを対象としたギターを多く製造販売していて、ポップスからロック、ブルースからヘヴィメタルまで、その振り幅の広さは他のメーカーを圧倒します。
また、そのESPの傘下に入ることになったNavigatorはヴィンテージサウンドの再現において大きな評価を受けていて、その手のエレキギター&ベースでは他のメーカーを圧倒していますね。この2つは全く思想の違うメーカーに見えますが、木材やパーツなどにおけるこだわりにおいてはその差はありません。
例えば木材。伐採された木代は一定期間の間水にさらされます。このことで細胞内に結合した水分が抜かれるわけです。そしてその後は数年もの間自然乾燥されます。その後は熱風による強制乾燥と熟成。
その長い行程で歪みが発生しなかった優良な木材だけをESP、Navigatorは使用するわけです。そしてその木材に埋め込まれるトラスロッドにもこだわりが見えますね。ネックには数十kg、モノによっては数百kgもの負荷がかかります。
その結果ネックが沿ってしまったり、ひどい場合には破損してしまう場合もあるのですが、ESP、Navigatorはバイフレックストラスロッドシステムを採用することにより、安定したネックの状態を維持することに成功しました。
さらにESPとNavigatorのエレキギター&ベースのネックには、季節の移り変わりによるネックの状態変化を避けるためのカーボンサポートロッドが埋め込まれています。カーボン材は振動特性も良いために、楽器のレスポンス向上にも一役買っていますね。
このように、木材一つとってみてもこだわりが見えるESP、そしてNavigator。国産エレキギター&エレキベースメーカーの雄である理由がおわかりいただけるでしょうか。